人権について


 人権はすべての人がしっかり理解しておかなければならない考え方であり、現代社会を生きていく上で守らなければならない大切なルールです。  
 また、国家や企業、さらに国際社会にとっても、あらゆる活動において尊重しなければならない重要な原則です。日本国憲法を柱にさまざまな人権問題に取り組んでいる大学教員、弁護士を講師に迎え、子どもの貧困や外国人の人権などタイムリーなテーマから現在の人権問題が映し出されています。


 令和4年3月3日は全国の被差別の人々によって結成された「全国水平社」の結成大会か100年目です。大会ですは日本初の人権宣言とされる「水平社宣言」が読み上げられました。「同情ではなく人間を尊敬することによって、不当な差別を受け入れることなく誇りをのって立ち上がる」という当事者による宣言は。その後、部落解放運動のみならう人権運動にも影響を与えてきました。
 「水平社宣言100年」を機に人間がお互いに「水平」である社会はどのような社会か。そのために私たちができることは何かを考えていきます。


 

【イベント】
■吹奏楽×演劇Heartful Time onひなまつりコンサート
2019年2月16日(日)、静岡市民文化会館中ホールで演劇×吹奏楽Heartful Time onひなまつりコンサートを開催しました。

 第1部の静岡吹奏楽団のコンサートは老若男女問わず誰もが一緒に楽しめる楽曲ばかりで、会場は一体感で包まれました。なかでも「竹田の子守唄」は作曲家の尾上和彦さんが京都市伏見区竹田地区で採集した民謡で、竹田地区の部落解放同盟の合唱団のレパートリーとなったもの。哀愁ただよう美しいメロディーに歌詞を重ね、口ずさむ観客も多くいらっしゃいました。
 第2部は第4回ふじのくにHumanRights脚本大賞最優秀作品「夢見る戦士」(作戸津航)を上演。主人公の土田誠一老人による一人芝居の体で進行すします。悪役を叩く正義のヒーローたちが、実は弱い者いじめの構図になっているところに、現代の弱肉強食社会の構造が重なります。劇団らせん劇場のサービス精神旺盛のパフォーマンスが観客を魅力しました。 者をめぐるお芝居です。

<人権・イベントについてお問い合わせ>
事務所:静岡県人権・地域改善推進会
静岡市葵区東草深町20-27(天野一事務所内)
(tel:054-260-5246 fax:054-260-5247)

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